夏が旬のおくらを食べて猛暑を乗り切ろう

ねばねばパワーが暑さを乗り切る原動力に

おくらは切ると星形の形状が楽しめる、ネバネバ食材として知られる夏が旬の食材です。
ネバネバ成分はムチンなどが含まれ、体の滋養強壮に役立ち、暑い夏を乗る切る食材として昔から重宝されています。
緑も濃く緑黄色野菜としてビタミンやミネラルも豊富なうえ、豊富な食物繊維とムチンの働きで整腸作用もあり、便秘改善や快便、美肌もサポートしてくれます。
おくらはただ茹でるだけでも美味しく、鮮やかな緑色で切り口が星形に見えることから、お弁当などの彩りにもおすすめの食材です。
料理を工夫しながら食べれば飽きずに食べられ、ネバネバが好みでないという方も美味しく食べられる方法もあります。

シンプルな和食の付け合わせに

おくらをシンプルに夏場にも嬉しいさっぱりとした付け合わせとしていただくなら、茹でておあか和えや生姜醤油でいただいたり、キュウリやワカメ、しらすなどと合わせて酢の物にしたり、酢味噌和えや赤貝などと合わせて黄身酢和えなどにすれば、お酒のおつまみにも喜ばれます。
朝食でも活躍し、ネバネバ食材を合わせたおくら納豆を楽しむ方も多いことでしょう。
よくかき混ぜてネバネバになった納豆に、茹でて小さく切ったおくらを混ぜ合わせることで、ネバネバ成分が増強され、朝の活力や健康維持、快便に働きかける健康メニューになります。
ネバネバの食材との組み合わせはしつこすぎるように思えますが、意外に相性がいいものです。
納豆のほか、とろろ芋と合わせたり、もずく酢と合わせたりと粘りがある食材と合わせることで、より食感が楽しめ、ねばねばパワーがアップして健康的な料理を楽しめます。
逆に粘りが気になる方は、お味噌汁などの汁の具にしたり、網焼きにしてポン酢や塩を振っていただいたり、茹でてシンプルにおかか醤油などでいただくといいでしょう。

洋風料理にもおすすめ

おくらは和のイメージもありますが、アフリカの原産でアフリカなど熱帯地域の料理にもよく使われます。
多少種類が違いますが、基本的な味わいは同じなので、日本で一般に普及している星形のおくらや沖縄などで穫れる丸おくらを問わず、スパイシーなカレーの具にしても美味しくいただけます。
ねっとりとした食感でカレーの辛みが和らぎ、グリーンが映えるので見た目にもお洒落です。
また、オリーブオイルをかけてグリルで焼くオリーブ焼きや、卵を入れた衣でふんわり揚げるフリッターも美味です。
おくらなど野菜が苦手なお子様にはフリッターにしてみると、意外に食べてくれるかもしれません。