本当の旬は寒い時期
夏は暑さのため食欲も落ちる傾向にありますが、冷ややっこやそうめんなど冷たいものばかり食べていてはよりスタミナも落ちてしまいます。
それゆえ、夏場こそスタミナのつく食べ物で暑い時期を乗り切っていきたいですが、夏によく食べられる魚といえばうなぎがあげられるのではないでしょうか。
土用の丑の日に食べることで知られていますので、夏が旬というイメージもありますが、天然のうなぎの本当の旬は冬眠に入る前に脂肪や栄養分を蓄えるために10~12月は特に脂がのって美味しいとされています。
とはいえ、養殖のものであれば時期に関係なく美味しくいただくことができますし、夏バテに良いビタミンも豊富に含まれています。
代表的な料理といえばやはりうなぎの蒲焼きがあげられるのではないでしょうか。
様々なアレンジを楽しもう
うなぎは家庭で調理するのが難しい魚ということもあり、スーパーなどで販売されているものはすでに蒲焼きに加工されたものがほとんどです。
この蒲焼きを温めてご飯に乗せれば鰻丼として楽しむことができますし、卵焼きではうなぎを芯にして作ると鰻卵焼きとして楽しむことができます。
卵を使う料理としてはごぼうと一緒に煮て卵でとじるな柳川風も人気の料理のひとつです。
卵とじにするのであればごぼうのかわりにお豆腐を使ってみることもおすすめです。
このほかではチラシ寿司のトッピングに使う、きゅうりと酢の物にする、棒寿司にするなど酢と合わせてもさっぱり美味しく食べることができますし、酢に含まれるクエン酸も疲労回復に役立ちますので夏バテ対策としてもぴったりと言えるでしょう。
炒め物としても楽しめる
ほかの魚類と違いすでに調理されているうなぎは魚料理が苦手な人にもとても使いやすいと言えます。
夏場は短時間で作れる炒め物が食卓に並ぶことも多いですが、うなぎは炒めものとしても美味しくいただくことができます。
ニラやニンニクの芽などスタミナのつく野菜と一緒に炒めることは夏の料理にぴったりです。
夏野菜ではゴーヤとの相性も良く、うなぎの甘辛さがゴーヤの苦みを抑えるのにも役立ってくれます。
家族が多いと蒲焼きで食べる場合はたくさんのうなぎが必要となりますが、ひつまぶし風にすれば少量のうなぎを大勢で楽しむことができます。
細く切ったうなぎを温めておき、炊きあがったご飯に鰻のタレを混ぜ、その上にトッピングするだけです。
錦糸卵や大葉などのトッピングも用意しておけばより美味しく見た目も豪華となります。
最初は丼風に食べて、最後はお茶漬けにするなど様々な楽しみ方ができます。